申し入れ書に対するAERA dot. からの回答

1月12日、株式会社朝日新聞出版 AERA dot. 編集長の森下香枝様から「AERA dot. によるミスリーディングな記事掲載への再発防止の提案・申し入れ」に対する回答がございました。NPO法人バーチャルライツは2021年12月、事実に基づかない、または事実が確定していない状態での誤解を招く記事であることを指摘し、再発防止を求める申し入れ書の送付を行っていました。

本文

拝復 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
「AERA dot. によるミスリーディングな記事掲載への再発防止の提案・申し入れ」を拝受しました。この度は貴重なご意見をいただき誠にありがとうございます。
 該当記事につきましては、ご案内の通り、お詫びして訂正したところです。そのうえで、このようなことが再び起きないよう、本件を機にチェック体制を二重にするなど強化し、再発防止に努めております。弊社には朝日新聞社と同様の行動基準があり、人権の尊重をうたっておりますが、今後は頂戴したご指摘も踏まえて折々の研修を一層充実させていく所存です。

敬具

申し入れに対する一部ご指摘について

今回の当法人の動きが「表現の自由を擁護する」という視点と矛盾しているのではないかというご指摘も頂いておりますが、デマ・フェイクニュース・ミスリードを誘う記事についてはVR文化の振興が主目的の法人として、今後も指摘、申し入れ等を行っていく所存です。当然、このような申し入れは必要最低限の範囲で行うべきだと考えている他、当法人としては公権力が表現について制限を課すことについては反対の立場を取っています(パブリックコメントへの意見などからその姿勢を確認することが出来ます)。