文化審議会「文化芸術推進基本計画(第2期)(中間報告)」に対して意見書を提出しました

参考リンク:文化審議会「文化芸術推進基本計画(第2期)(中間報告)」について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001276&Mode=0

第2期文化芸術推進基本計画への意見


法人名:NPO法人バーチャルライツ


 「第2期文化芸術推進基本計画」につきまして、パブリック・コメント手続きに係る事案に利害関係を有する者として意見書を提出いたします。


※論点毎にe-govパブリックコメントにて提出しました。


第4 第2期計画における重点取組及び施策群 について


 「重点取組7 デジタル技術を活用した文化芸術活動の推進」に関連して、「NFT やメタバースを活用した表現形態の多様化に対応すべく、デジタル技術を活用した文化芸術の振興を図るとともに、その有効性や課題を明らかにする。」といった施策が盛り込まれていることを高く評価いたします。


 「権利保護と利用の円滑化を踏まえた著作権制度・政策の推進によるコンテンツ創作の好循環の実現」に係る施策を実施するに当たっては、法人格を持たない文化芸術活動団体(いわゆる同人サークルなど)や雅号で活動するクリエイターの動向把握は必要不可欠であることから、この点に関して、民間事業者やNPOと連携した施策を実施し、効果的な制度の検討を加速していくことを提案いたします。


 「文化芸術と科学技術をつなぐ研究開発の促進」について、「Web3.0 にふさわしい、急速に進化する AI 技術等を活用した文化芸術活動の推推」に関する記載と同様に、文部科学省・文化庁だけでなく、デジタル庁や経済産業省、総務省等、関係省庁間で緊密に連携することをを明記することを提案いたします。


 「博物館資料等のデジタル・アーカイブ化の促進」においては、一部の博物館でフォトグラメトリ等の技術を用いたアーカイブ、インターネット上での展示物の公開の取り組みが行われていることを踏まえ、ベストプラクティスの収集だけでなく実証事業等への支援といった施策を含めることを提案いたします。


 内閣府設置の地方創生SDGs官民連携プラットフォームにおいてメタバース分科会が設置されるなど、地方創生におけるDXの重要性が高まりつつあるため「文化芸術を通じた地方創生の推進」に関連して、地方自治体におけるデジタル技術を活用した文化芸術活動の推進に係る検討を実施することを提案いたします。


 以上




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